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20年前に出会った小犬との思い出。 ジグソーパズルのような記憶の断片を、 拾い集めて綴ります。
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お願い死なないで
2006年10月06日 (金) | 編集 |
元日、おせち料理のかまぼこや、煮しめなどを
大将に食べさせた。

おいしそうにパクパク。
コロコロの大将はじゃれて、よく動き元気だった。

2日、昼過ぎに大将を散歩に連れていったら、下痢。
あーきっと、昨日食べさせ過ぎたのだ。

夜、また下痢。そして黄色い胃液をもどした。
ドッグフードは食べなくなった。

3日の朝、水溶性の下痢。
元気がなくなり、水しか飲まなくなった。
そして水を飲んでしばらくすると、水を吐いてしまう。

これはおかしい。
病院へ連れて行かないと。
でも、大将を診てもらってる病院は、店の近く。
しかも正月三が日は休診。

電話帳で、とにかく家から近い動物病院を探して電話した。

そこの病院も休診だったけど、運よく獣医さんが電話に
出てくれた。
大将の症状を告げた。
獣医さんから犬種といま何ヶ月か訊ねられた。

「拾った犬なので、よくわからないのですが雑種で、たぶん
3ヶ月ぐらいです」と私は答えた。

すると獣医さんの話し方が急に変わり、
「今から、こっちで診察しても、もう無理だと思います」と言う。

助からないから、診察してもムダといったようなニュアンス。

「お水を欲しがるなら、それだけあげてください」と言って、
電話を切られた。

えっ、なぜ?最初は診察してくれそうな雰囲気だったのに、
拾った雑種の小犬と言ったら、急にもう助からないだろうって。

悲しかった。

明日、店の近くのいつもの病院へ行こう。

でも、時間を追うごとに衰弱して行く大将。
ただ数時間毎に、よろけながらも起き上がって水を飲む。
そして数分もたたないうちに、ゲボゲボっと戻す。

電気ストーブの前で、毛布にくるめて
私はときどき「大将」って呼びかけた。

夜、大将は立ち上がらなくなり、横たわったまま。
私の声にも反応しなくなった。

大将の胸に耳をあてると、心臓はとくっ、とくっと
その音は弱弱しく、今にも止まりそうだった。

お願い死なないで。
こんな小さな命を看取るだけの勇気が私にはない。

お願いだから、死なないで。
大将・・・。
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