20年前に出会った小犬との思い出。 ジグソーパズルのような記憶の断片を、 拾い集めて綴ります。
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クリスマスプレゼント
2006年09月28日 (木) | 編集 |
12月23日、今日で小犬とお別れ。
夕方、仕事を終えて小犬のいる主人の店へ。

私は新しく飼い主になる店のお客さんを知らない。
若い女の子らしいけど、どんな子だろう?

小犬と散歩に行ったり、小犬を抱いたり、
落ち着かずにただじっと待った。

夜、7時半頃から店の外に出てはそれらしい人が
来ないかきょろきょろ。

店の閉店時間8時になっても現れない。
「ねえ、もう店を閉めようよ。
たぶん今日はけえへん(来ない)で」と私。

それからしばらく待ったけど、女の子から連絡はなく、
けっきょくその日は、店を閉めて小犬を自宅に連れて
帰ることにした。

そして、帰りのクルマのなかで
私は小犬をこのままわが家で飼いたいと言った。
この小犬をだれにもあげたくない。

主人も小犬がすっかり懐いていて、キモチは同じ。
でも、お客さんとの約束だから、お客さんとの
話し合いでどうするか決めると言った。

そして次の日、夕方店に寄ると小犬はいた。
お客さんから連絡があり、事情で小犬を引き取れなく
なったと言う。

「ヤッター!」
これで晴れて小犬は私たちの犬に。
12月24日、神様が私たちにくれたクリスマスプレゼントだった。
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新しい飼い主さん
2006年09月19日 (火) | 編集 |
店のお客さんで、小犬を飼ってくれると言う人が現れた。

ただ、都合ですぐには連れて帰れないので、12月23日の夜、
引き取りに来ると言う。

あと2週間ほど、小犬は昼間は店で、夜は自宅の団地に
連れて帰る生活になった。

小犬は拾った晩の翌日から、私の布団の足元にバスタオルを敷いて
そこでいっしょに寝るようになった。
布団の上で、1度おしっこをしてしまった。私は小犬にオシッコの
ニオイを嗅がせて、鼻先をぺチンと叩いた。

初めて犬を飼う私は、犬を飼ってる人からそうやって犬に
教えるのだと言われた。

小犬は2~3日で、家の洗面所の下に設置したトイレの
場所を覚えた。

朝、小犬は起きると、遊ぼうと私の顔に飛びついてきた。
小犬に起こされる毎日だったけど、
数日後、寝不足だった私は飛びついて起こされることに腹を立てて、
小犬を思いっきり叱った。

すると、翌朝から小犬は、自分が目覚めていても、私が起きるまでは
じっと待つようになった。

小犬はまだ小さかったから、昼間は店でほとんど寝ていた。
でも、起きると小犬らしく元気に遊ぶ。

自宅でもすっかり馴染んで、どこでもついてまわり、
走ったり飛びついたりまるでわが家の「お山の大将」。
私たちはそんな小犬を名前代わりに「お山の大将」と呼んでいた。

小犬との新鮮でにぎやかな2週間が過ぎ、
いよいよ新しい飼い主にもらわれる12月23日がやってきた。
白く小さなうごめく物体
2006年09月15日 (金) | 編集 |
その日の夜、店が終わったあと、朝と同様、小犬といっしょに
家に帰った。
当時、私は車の運転ができなかったから、小犬を連れて移動するのは
主人が運転する車のみ。

帰宅して、私たちと小犬の食事の後、小犬を風呂に入れた。
水は苦手のようだったけど暴れることなく、洗ってる間、
じっとおとなしかった。昼間、イタズラ書きされたまゆげも
洗い落とした。

冬だったので、お風呂のあとは私たちがいる居間のこたつで
暖をとった。
しばらくすると、小犬の近くに米粒より細く小さな白い物体が。
1つ、2つ、3つ、ティッシュで拾うけど、
なぜかどんどん数が増える。

なに?これ?よーく見るとうごめいている。
虫?小犬のオシリから出てきている。
普通ならキモチ悪くて、犬を玄関のダンボール箱に入れて
しまっただろうけど、
なぜかそのとき、それほどキモチ悪いとは思わず、
私はひたすら出てくる白く小さな物体を拾い続けた。

しばらくしてようやくおさまった。

翌日の朝、再び動物病院へ。
小犬のお腹に虫がいたようだ。お風呂に入れて温まったことにより、
腸の動きがよくなり出てきたらしい。小さな虫ではなく、
さなだ虫のような条虫が、ブツブツ切れて出てきたのだ。
まだお腹に残ってる可能性があるので、虫下しをもらって
飲ませた。

また、昨晩のように大量の白くうごめく小さな物体が
出てきたらどうしよう?

でも、昨晩出てきたのが全部だったのか、小犬のオシリから、
それ以後は、何も出てこなかった。
病院へ
2006年09月14日 (木) | 編集 |
主人は自宅から車で30分ほど離れたマンションの下にある
貸テナントで、カジュアルショップを経営。
私は大阪市内で、知り合いの事務所を間借りして、
フリーランスで仕事をしていた。

小犬を拾った翌朝、家に置いておくわけにいかないので、
私と小犬は車で主人の店へ。
助手席で小犬を抱いていると、じっとおとなしく寝ている。
昨晩はどっちも寝たり、起きたりだったもんね。

小犬を主人に預けて、私は仕事場へ。
夕方、主人の店へ寄ると、小犬の顔にマユゲが書かれていた。
店の隣りの美容室の女の子がイタズラ書きしたらしい。

柴系ミックスで薄茶。耳はまだ垂れている。
小犬らしい丸顔に書かれたマユゲが、
困ったよーと言いたげで、そのまぬけ顔は笑えた。

おもちゃにされながら、かわいがられた様子。
ところが気になるのが、ゴハンをあまり食べないようだ。
私が店番をして、主人が近くの動物病院へ小犬を連れて行った。

しばらくして戻ってきた。小犬はたぶん生後3ヶ月くらい。
ゴハンを食べないのは、環境が変わったせいだろうと。
動物病院では、ふやかしたドッグフードを食べたらしい。

とくに健康上の問題もなさそう。

さて、小犬をどうしよう。
団地では犬を飼うことを禁止されている。
店に小犬がいると可愛がってくれるお客さんもいる。
しばらく店に連れてきて、新しい飼い主を探すことにした。
今から20年前
2006年09月12日 (火) | 編集 |
12月初旬のある日。
夕方6時過ぎ、いつものように仕事帰りに立ち寄った
スーパーで買い物をして、家路に向かっていた。

その頃住んでいたのは団地。この道を渡ったらわが家の棟。
そのとき、ふと私の後ろに気配を感じた。
振り返って見ると、ちっちゃな茶色い小犬がついてきていた。
私にと言うより、正確には私が持ってるスーパーの袋に
ついてきていた。

かわいいなあと思いながら、そのまま歩くと道を渡って、
うちの棟の前までいっしょに来てしまった。

棟に3つある階段、一番左端の階段に向かった。
ちょうどそのとき、雨がパラパラ降り出してきた。
小犬はどうするのかと思ったら、小犬は私から離れ、
団地の前の駐車場に停まってた車の下に隠れた。

雨も降ってきたし、かわいそうだと思いつつ、
家に連れて帰るのは・・・と、躊躇した。

どうしようか?ひと晩だけでも・・・。
私ひとりでは決められない。主人に電話をしよう。
主人がいいと言えば、ひと晩だけ、家に入れてあげよう。

すぐ近くの公衆電話から主人に電話した。
家から電話しなかったのは、もしダメだと言われたとき、
犬が家を覚えてしまったら困ると考えたから。

主人からは「まあ、いいよ」と言う答えが返ってきた。

私はスーパーの袋を腕にかけ、小犬を抱いて階段を上がり、
4階の自宅へ帰った。

とりあえず小犬は玄関に。
お皿に牛乳を入れてあげると、1~2口ペロペロ。
パンをあげてみたけど食べなかった。

コロコロとして可愛い小犬。
主人が帰ってきて、しばらくじゃれたあとは、
玄関にダンボール箱を置き、「こんばんはここで寝てや」
と言って、小犬を入れた。

小1時間くらいすると、玄関から「く~ん、く~ん」と
泣く声。
私は布団から出て、玄関へ。小犬を抱くと1分もしないうちに
私の腕の中で寝息をたてて眠る。
そのまま段ボール箱に戻して、寝室へ。
するとまた小1時間ほどで「く~ん、く~ん」。

私はまた玄関に行って、小犬を抱いた。小犬は腕の中で眠る。
困ったと思いつつ、つい数時間前に出会った小犬が
私の腕の中で、こんなに安心してすやすやと寝るなんて・・・。
ヘンな犬。
今まで犬を飼ったことがない私が、最初に抱いた印象だった。

結局、この日はこんなことを繰り返し、朝を迎えた。
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